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手作り結婚式のプランニング

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ドイツの結婚式: すべてはここから始まった

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中央が新郎新婦。右が新婦側の保証人の私で、左が新郎側の保証人のセバスチャン君。
(白くないウェディングドレスに注目!ドイツではこれでもOK。)

ドイツのデュッセルドルフに住む古い友人のPくん&Jちゃん夫妻が
先日うちに遊びにきました。

5年前の彼らの結婚式のときに、私ら夫婦が「保証人」となりました。
休暇をとってドイツに出向いて、市役所でサインをしたのです。

私は下駄に羽織はかま、奥さんも着物、といういでたち。
(むかし長唄をやっていたおかげで、着付けを覚えました。)

これがドイツ人にたいへん好評で、写真にとられたり、どこで売ってるのかときかれたり、町で知らない人に握手を求められたり、いちやく人気者になりました。

彼らの結婚式は現在の日本の結婚式に比べかなり質素ですが、温かみのあるものでした。

翌年、私らもマネして、ウェディング業界を一切パスして、
100%手作りで結婚式を挙げました。

ところで、「保証人」の役割ですが、これはドイツの法律にもとづく制度で、ちゃんと通訳つきで説明を受けたにもかかわらず、忘れちゃったのですが、1つだけ覚えている法的義務があります。

それは、万が一、この夫婦が将来危機をむかえる際に、
夫婦の保証人が仲裁をし、それでもダメだったら協議をして、
離婚のてづづきを踏まなければならないということです。

軽々しい離婚に歯止めをかける制度のようです。

新婦の順子ちゃん側の保証人が私。
新郎パウル君の保証人がセバスチャン君。

彼とはこのとき意気投合して仲良くなりましたが、
式が終わって帰る時に、

”I hope I will never see you again!”
「もう、君とは一生会わないことを願うよ!」

と冗談をいって握手をして別れたのをとてもよく覚えています。

それは、セバスチャンと再会するのは、P君Jちゃん夫妻に危機がおとづれるときだから。
さいわい、いまのところ、セバスチャンには当分会う事はなさそうです。

そのうち、また再会したいとも思いますが。。。
(それが離婚協議の場でないことを願います)
by sugi-tak | 2006-11-28 22:30 | ドイツの結婚式